韓国におけるBIMの進展は急速に進められています。

韓国について


韓国におけるBIMは2009年の「建築BIM適用ガイドライン」から始まりました。

大韓民国、通称「韓国」は朝鮮半島(韓半島)南部を実効統治する、東アジアの共和制国家であり、戦後の冷戦で誕生した分断国家。 海上では南と東に日本、西に中華人民共和国と各々国境を接する。 英名のKoreaは「高麗」を由来とする。5千万人の人口の内おおよそ半数が、世界第5位の人口を有するソウル首都圏に居住する。【Wikipedia より】

国際面で見る韓国


国際的に見て韓国は、アジア圏におけるBIMの先進国とされています。

■面積:約10万平方キロメートル
■人口:約5,150万人(2015年12月現在)

■主要産業:電気・電子機器,自動車,鉄鋼,石油化学,造船
■名目GDP:1兆4,170億ドル(2014年)

■貿易総額:9,640億ドル(2015年)
(輸出額:5,272億ドル 輸入額:4,368億ドル 収支:+904億ドル)

■主要貿易相手先:
(1)輸出:中国,米国,香港,ベトナム,日本
(2)輸入:中国,日本,米国,ドイツ,サウジアラビア

■主要貿易品目:
(1)輸出:集積回路等,石油製品,乗用車,電話用機器・部品,液晶デバイス等
(2)輸入:原油,石油ガス等,集積回路等,石油製品,石炭・固形燃料

■通貨:ウォン
■言語:韓国語

日韓関係


日本と韓国でBIMの関わりは少なく、韓国は独自にBIMを研究しています。

■対韓国貿易(2015年 財務省統計(日本))
輸出:3.24兆円 輸入:5.33兆円

■主要取引品目
輸出:電子・電気機器,自動車,鉄鋼,船舶等
輸入:電子・電気機器,自動車,鉄鋼,船舶等

■人的往来(2015年)
日本からの韓国への訪問者数:約189万人(韓国法務部)
韓国からの訪日者数:約400万人(JNTO)

■在留邦人数:36,708名(2014年10月)

韓国のBIMの状況について


韓国でのBIMの普及は急速に進められ、中央省庁におけるBIMの他、広域市におけるBIM、公共機関団体向けのBIMなど様々なBIMがあります。

日本がBIM元年を迎えた2009年頃より、韓国では急速にBIMへの関心が高まりました。それを表すように2010年には国土交通海洋部(日本の国土交通省に該当)が「建築BIM適用ガイド」を作成し、 中央機関や広域市、公共機関団体に交付を行っています。

この「建築BIM適用ガイド」では機関ごとに独自の目的や環境に応じてBIM実務基準を作成出来るような枠組みを提供しており、BIMをあらゆる局面で導入するためのガイドラインとなっています。

2010年12月には公共調達庁が「施設事業に対するBIM基本ガイドライン」を発刊し、2012年から500,000ドルを超えるプロジェクトにBIMを適用するロードマップを策定し、 2016年からはその対象が全ての公共施設に拡大されました。

このように、韓国ではBIMの進展が急速になされています。

韓国のBIM年表

2009年:国土交通海洋部により「建築BIM適用ガイド」が作成される。

2010年:公共調達庁が「施設事業に亜チスルBIM基本ガイドライン」を発刊。
(2016年から全ての公共施設にBIMを適用するロードマップを策定)

2011年:公共調達庁が、8か月にわたるBIMの研究プロジェクトを行う。

2011年:国土交通海洋部が「共通BIMガイド」を策定。

2012年:公共調達庁が500,000ドルを超えるプロジェクトにBIMを適用するロードマップを策定。

2016年:公共調達庁が公共施設にBIMを適用するロードマップを策定。