ISO17025は試験所の検査能力に関する国際規格であり、弊社はドローン測量の分野で世界初のISO17025認定を受けました。

ISO17025について

 
ISO17025はISO9001よりも、多くの事項を要求されます。

「ISO(日:国際標準化機構 英:International Organization for Standardization)」は、国際的な標準である国際規格(ISO規格)の制定を行う非政府組織です。ネジや用紙サイズ(A4紙)、果ては非常口のマークなど、様々な規格を制定しています。

また、それらの「モノ」を対象とした規格の他に、組織の品質活動を管理する為の「マネジメントシステム規格」を制定しています。この規格では重要な技術をデータ・文書化して再現性のあるシステム作りが求められ、認証機関から認証を受けることで精度上の国際的な信用を得ると共に、製造したモノやデータをWTO加盟国で流通させることが出来ます。

マネジメントシステム規格の代表的なものとして、製造業などで使用される「品質保証の国際規格」であるISO9001がありますが、ISO9001より多くの事項を要求される「試験所の検査能力に関する国際規格」としてISO17025が存在します。

弊社は2017年8月15日、ドローン測量の分野で世界初となるISO/IEC17025:2005の認定を受けました。

ドローン測量の分野で世界初の国際規格の認定

 
ドローン測量の分野で世界初のISO17025の認定を受け、日刊建設工業新聞様の一面に記事が掲載されました。

ドローン測量は新規の測量法となり、国土交通省が推進するICTを活用した土木建設モデルである「i-Construciton」で推奨されている測量法となります。しかし、精度確保の為の「公共測量マニュアル(案)」は存在していますが、その精度を保証する規格や法律が存在していません。

そうした中、弊社は国際規格の認証機関による審査を受け、ドローン測量における精度誤差が2017年8月の段階で2センチと認定されました。 これは3D画像測量解析の分野での精度誤差であり、対象物の大きさを問うことなく、国内標準に絶え間ない連鎖として紐付けされた値として、世界的に通用する数値となります。

また、2018年には順天頂衛星システムである「みちびき」が稼働することによってGPSの精度が向上し、弊社のドローン測量の精度誤差も更に縮小し、ミリ単位となることが見込まれています。

ドローンによる高精度な3Dモデルで、i-ConstructionやBIMに活用

 
ドローン測量の過程で高精度な三次元モデルを作成することが可能であり、BIMやCIMに活用頂けます。

ドローン測量はドローンで撮影した空中写真を使用し、オルソ画像を作成することが出来ます。この写真には位置情報が付与され、専用ソフトを用いて3Dモデルへと出力することが可能です。

測量は3Dモデルに付与された位置情報を元に行われ、弊社はその精度誤差が2センチとなり、2018年以降、誤差の更なる縮小が見込まれています。このように、ドローン測量はその過程で3Dモデル化の過程を含んでいます。

その結果として、土木測量分野(CIMやi-Construction)における高精度なドローン測量のみならず、建築分野におけるBIMを活用した建屋の外壁の3Dモデル制作が可能となっています。

CIMやi-Constructionにおけるドローン測量でお悩みの方や、BIMにドローンを取り入れた新規の3Dモデル制作をお考えの方は、お気軽に弊社までお問合せ下さい。