フィンランド共和国(Republiken Finland)、通称フィンランドは、北ヨーロッパに位置する共和制国家。北欧諸国の一つであり、西はスウェーデン、北はノルウェー、東はロシアと隣接し、南はフィンランド湾を挟んでエストニアが位置している。
国内には原子力発電所があり、人口や経済規模は小さいが、一人当たりGDPなどを見ると豊かで、自由な民主主義国として知られている。収入、雇用と所得、住居、ワークライフバランス、保健状態、教育と技能、社会的結びつき、市民契約、環境の質、個人の安全、主観的幸福の各評価において、すべての点でOECD加盟国平均を上回っている。【Wikipedia より】
■フィンランド貿易(2016年 フィンランド税関)
輸出:ドイツ(13.2%)、スウェーデン(10.7%)、米国(7.6%)、オランダ(6.7%)、ロシア(5.7%)、日本(2%)
輸入:ドイツ(14.8%)、スウェーデン(11.3%)、ロシア(11.2%)、中国(7.4%)、オランダ(6.1%)
■日本との二国間貿易(財務省貿易統計)
2015年:収支-1,302億円
2016年:収支-1,120億円
■主要取引品目(対フィンランド)
輸出:輸送用機器(自動車・部品等)、一般機械、電気機器、ゴム製品等
輸入:木材及びコルク、紙類および同製品、木製品及びコルク製品等
■在留邦人数:1,738人(2017年3月)
欧州でのBIMの先進国は北欧であり、その中でもフィンランドとノルウェイがBIMに積極的に取り組んでいます。
2004年頃にアメリカでBIMの重要性が説かれ、その試みが世界的に広がりフィンランドでは2007年に政府資産運用管理公社のSenate Properties社が「BIM Requirements」としてBIMのガイドライン(英語版を含む)を発表しました。
そして2012年には「Common BIM Rwquirements(COBIM)」として、国レベルの共通BIMガイドラインとして13編からなるドキュメントを公開。高精度なガイドラインとして、世界的な注目を集めました。
●Series 1:General part:概要編
●Series 2:Modeling of the starting situation:モデル初期設定編
●Series 3:Architectural design:意匠設計編
●Series 4:MEP design:設備設計編
●Series 5:Structural design:構造設計性
●Series 6:Quality assurance:品質保証(モデルチェック)編
●Series 7:Quantity take-off:数量積算編
●Series 8:Use of models for visualization:ビジュアライゼーション編
●Series 9:Use of models in MEP analyses:設備分析編
●Series 10:Energy analysis:エネルギー分析編
●Series 11:Management of a BIM project:BIMプロジェクトマネージメント編
●Series 12:Use of models in facility management:FM編
●Series 13:Use of models in construction:施工編
また、フィンランドは日本におけるCIMに該当するインフラ分野へのBIM活用を進め、「InfraBIMプロジェクト」を推進し、2015年には「Common Infrastructure modeling requirements」という名のインフラ分野におけるガイドラインが公開されました。
2007年:政府資産運用管理公社がBIMのガイドラインとなる「BIM Requirements」を公開。
2012年:13編からなる国レベルの共通BIMガイドラインとして「Common BIM Requirements(COBIM)」を発表。
2015年:インフラ分野へとBIM活用を進め「Common Infrastructure modeling requirements」を公開。